[Report]イマドキ女子を大解剖!? 「10歳キラキラ白書」とは

パパは家事参加度のコミュニケーション量などに影響

家事に参加している父親ほど、娘とのコミュニケーションが多い。父娘のコミュニケーション量は10歳がピークという結果も。(「10歳キラキラ白書2019年版」より)

一方、パパの影響はというと「父親の家事参加度」がカギになっているようです。女の子キャリア志向には働くママの影響があるとお伝えしましたが、さらにパパが積極的に家事参加する姿を目にすることで、「女性は家事、男性は仕事」といった昔ながらの役割観(伝統的性役割観)にとらわれないものの見方を身につけているようです。
さらに、家事参加するパパは娘とのコミュニケーション量が多いという結果も。女の子にとってパパは、「働く大人の見本」であるだけでなく、身近な存在でいることで、価値観形成に影響を与えているのかもしれません。

〜まとめ〜 子どもの価値観形成のカギは「自分らしさ」

「共働きが当たり前になり、夫婦の役割分担が多様になっている今日、『母親らしく、父親らしく』ではなく、それぞれが「自分らしさ」を大切にしている姿を示すことが子育てでは必要になるのでは」というまとめで発表会は終了。ママの仕事もパパの家事も、無理をしながらこなすのではなく、“自分らしく”取り組めているかが、結局は大切なんですね。

価値観の形成は幼い頃からの積み重ねです。将来の夢の第1位が「保育士・幼稚園の先生」ということには、ママ、パパだけでなく、身近な大人として長く子どもと関わる保育者のみなさんの影響が大きいのではと思います。「自分が自分らしく、生き生きと保育の仕事をする姿が、子どもが10歳になってもキャリア意識として残っているのかも」と考えると、毎日の仕事にも、さらに張り合いが出てくるのではないでしょうか。