泥だんご作りで入れ物を用意すると、遊びがもっと広がる!

泥だんご作りを楽しむ子どもたち(特に2・3歳頃)には、ぜひ入れ物を用意してあげてほしいと思います。

泥だんごをお皿に乗せると、本物のごはんのように見えて、とてもうれしくなるのです。

入れ物として、例えばお弁当箱を用意すれば、「ピクニックに行こう」などと、新たな遊びや発想が生まれてくるかもしれません。コップやプラカップを用意すれば、スープや飲み物、デザートが作れるでしょう。

このように入れ物は、遊びを広げるきっかけになりますから、さまざまな形のものを用意することがポイントです。

このとき、子どもだけでは遊びには発展しづらいものですが、「もぐもぐ。おいしいね!」などと保育者が率先して泥だんごを食べるふりをするところから始め、「お箸をください」とオーダーしたり、「何ごはん屋さんですか?」などと質問したりすることで、遊びが発展していきます。

また、泥だんご以外にも、雑草などの草花も使いましょう料理中は、実況中継のように「ハンバーグに、レタスを添えます!」などと言葉にしながら遊ぶようにしましょう。そうすると、子どもに遊びの広げ方がしっかり伝わります。

葉っぱをちぎって飾るだけではなく、葉っぱと茎(または麻ひも)を用意して、ちまきを作ったり、オオバコの果実を逆さからばらばらにしていって「ごまができた!」などと、草花で工夫して作る様子を見せれば、子どもたちの発想力はより豊かに育っていくでしょう。

※オオバコの果実は矢印の方向にしごくと、つぶ状にわかれます。