「勝ち負けにこだわりすぎる子」にどう声をかける?

勝敗のあるゲームで負けて大泣きしたり、かんしゃくをおこしたりするなど、ゲームの勝ち負けに強くこだわりすぎる子どもへの対応は難しいものですよね。

そんな「勝ち負けにこだわりすぎる子」に対して、どのように関わるといいのでしょうか。

私自身の経験や専門家・スポーツ選手へのインタビューなどから思うのは、人とのやりとりを楽しむことに目を向けさせるのも、ひとつの方法ではないかということです。

「〇〇ちゃんと一緒に遊べて楽しかったね」「先生と同じカードが取れたね」。このような、勝ち負けではない楽しさに気づかせる声かけが、その子どもの「絶対勝たなくてはいけない」という固定観念を取り払うきっかけになると思います。

私も、小・中学生のときの書道の習い事で、昇級にばかり目がいくようになってから、書道のおもしろさを感じられなくなってしまいました。

でも、昇級にこだわる必要になくなった今は、筆を自由に走らせて、封筒やポストカードを作るといった遊びが楽しめるようになっています。

目の前の勝敗ばかりにとらわれてしまっている場合は、視野を広げてあげる関わりをしてみるのもいいのではないかと思います。