2・3歳児の7・8月の保育「子供どうしのトラブルが減る『群れ合い遊び』とは?」

群れる・じゃれあう行動は、一緒にやりたい気持ちのあらわれ

この時期の子どもたちは群れて行動したがり、遊びも生活も友だちとべったりです。

どうしてこのような行動が見られるのでしょうか。私は、子どもたちが共に成長したがっている姿だと考えています。

友だちへの興味が深まり、楽しそうなことなら何でも見てまねて、一緒に覚えたい。共有したり、共感したりし合いたい。そんなコミュニケーション欲求の表れだと思います。

このような時期には、コミュニケーションの欲求に応える「群れ合い遊び」を企画しましょう。

ルールを完全に理解できていなくてもかまわないので、ジャンケン遊び追いかけ鬼遊びなど、わいわいと群れて遊ばせましょう。

たっぷりと群れて遊ぶ中で、子どもたちはベタベタしたりぶつかり合ったりして、コミュニケーションの欲求を満たすことができます。その遊びが、友達への無用な手出しやちょっかい、ぶつかり合いなどのトラブルを少なくすることにもつながると思います。