4・5月の安心感は、6月以降の友達関係につながる

4・5月は、子どもの安全・安心・安定を保障することが大切であることを「4・5月 子どもが安定する環境づくりのポイントは?」「4・5月 子どもが安定する声かけのポイントは?」でご紹介してきました。4・5月に、「自分はここにいていいんだ」「園は楽しいところだ」と感じられると、子どもは周りのことにも目が向くようになります。

6、7月以降は、行事や子どもたちの共同作業が増える時期。4・5月の安心・安定感を土台に、6・7月以降に、仲間との関わりが深まり、また共同作業にもスムーズに取り組めるのです。

逆に4・5月は、共同作業や合作の課題は負担が大きいため、この間は、個々の活動の中から、子どもたちの能力や好き嫌い、性格を把握しましょう。この情報をもとに、6、7月以降のグループ分けや、協働作業・合作の課題を行っていくとよいでしょう。

写真提供:ペイレスイメージズ