縦割り保育や異年齢の子どもと遊ぶメリット&デメリットとは?

縦割り保育(異年齢保育)や異年齢交流を行う園もあると思います。

縦割り保育や異年齢交流のメリットは、年上の子どもを見てまねたり、年下の子に教えたりすることで、「個々のスキルアップや思いやりの気持ちを育てられる」ことです。

そもそも異年齢とふれ合う機会が少ない現代ですから、園内で異年齢と関わる時間をつくること自体、とても大切です。

ただ、縦割り保育にもデメリットがあるので、注意していただきたいと思っています。

それは、依存傾向の子どもを増やしてしまう可能性があることです。

何でも年上の子どもに助けてもらったり、代わりにやってもらったり、おいしいところだけをやったり。年下の子どもが年上の子どもにいつも依存している状態になると、自分で決める力、計画を立ててやり抜く力などが育ちません。また、手先などが、不器用になってしまうこともあります。

縦割り保育を行う際には、自分で考える、選ばせる、計画を立てさせる、最後までやり抜かせる、自分の手を動かして主体的に物事に取り組むといった活動の時間もしっかりと確保しながら、保育を進めるようにしていただきたいと思います。

※依存傾向の子については、以下の記事で詳しくご紹介していますので、こちらもぜひお読みください。