「無理じゃなかった!」と思ってもらえるウェブマガジンに

今日は私の幼稚園実習のときの失敗談のひとつをお話しします。

私は幼稚園実習の最後に一日保育を担当したとき、目の前の子の話に夢中になっている間に、別の園児が外に出てしまったことがありました。私は子供が教室から外に出て行ったことに、全く気づかなかったのです。

その後、先生に「安全管理の意識が低い」と注意されました。一人ひとりに向き合いたいけれど、常に全体を見なければいけない。私が保育者を諦めたのは、この難しさを感じたことも大きな理由です。

でも最近こんな文章に出合いました。「35人の子どもに対して、先生がひとり。この環境だと、指導(管理)の仕方がうまい先生がいい先生ということになる」。

一人ひとりに向き合う先生だっていい先生であるはず。私は、学生時代にこの言葉に出合っていたら、今とは違う道を選んだかもしれません。

まわりをよく見回してみれば、社会にはいくつもの考えや方法があります。「無理と思っていたけど、無理じゃなかった!」。そう思えるきっかけをこのウェブマガジンでご提案していきたいと考えています。