次々おもちゃを出してしまう1・2歳児には、どう関わればいい?

ひとつの遊びに集中できるように「片付け」のサポートを!

1・2歳児イヤイヤ期の3歳児は、パズル、電車ごっこ、積み木…と、ひとつの遊びに集中せず、次々と遊びを変えていく姿がよく見られるものです。

このような行動が見られるのは、気になったことへのブレーキをかける脳の制御機能が未発達だからです。

1・2歳児に、保育者が「片付けてから、次のおもちゃを出しなさい」と声をかけてもほとんど効果がないのは、そのせいです。

とはいえ、1・2歳児は、目の前に、さっき遊んだおもちゃがあると、思い出したように前の遊びを始めてしまい、今の遊びに集中することができません

ですから保育者は、適切なタイミングで、不要になったおもちゃを片付けてあげることが大切です。

とはいえ、おもちゃを連携させて遊ぼうとしている場合は、子どもの遊びの工夫を認め、尊重する必要もあります。

今の遊びの世界感を壊さないような片付けのスキルと、片付け魔として子どもに付き合う忍耐力が、1・2歳児の保育者には求められます。