ーキッズアントレタウンー 子どもたちが自らの夢を実現させる新たな試みとは?

こんにちは。ケンタローです。

皆さんは子どもの頃、どんな夢(就きたい職業)をもっていましたか。
子どもたちに人気の職業は、時代や調査、対象学年によって変わりますが、サッカー選手、パティシエ、医師などが人気上位。

そして、最近は「YouTuberになりたい!」という声も多いようです。
(ちなみに私はコックさんでした)

近年、キャリア教育などが重視されるようになり、大学はもとより、もっと早い段階から、子どもたちが自分の将来や職業について考えたり、体験したりする機会も増えてきたように感じます。

職業体験ができる施設としてはキッザニアなどがよく知られていると思いますが、従来とは異なる方法・概念で、仕事について子どもたちが考え、体験するイベント「キッズアントレタウン」を取材してきました。

自分で事業を考え、準備を進めるから、本気度が違う

キッズアントレタウンは、認可外保育施設などを運営する、株式会社ミライ∞ラボ主催のイベントです。

イベント当日は、会場であるシェアグリーン青山にお邪魔しました。

青々とした芝生の広場を中心に、会場には様々なお店が並んでいました。

足を踏み入れるなり驚いたのは、「〇〇しませんか〜?」「試食どうぞ〜!」などと、大きな声で営業に駆け回る子どもたちの姿。

「ゲームしませんかー!」と、プログラミングやゲームができるお店を宣伝して回る男の子。

一般的な職業体験やごっこ遊びでも、設定したお店の前に来たお客さんに声をかけることはよくあると思いますが、ここまで積極的な営業は初めて見ました。

その訳を、ミライ∞LABOの代表取締役、白井智子さんに伺いました。

株式会社ミライ∞LABO 代表取締役の白井智子さん。このイベントの責任者として、司会として駆け回っていました。

「このイベントは、『プレナーさん』と呼ばれる子ども起業家たちが、自分がしたい事業と、その事業を通して世界をよくすることを考え、それを実行する場です。自分たちで売り上げなどの数字的な目標も設定しているため、その目標を達成するために必死になるんです。」
※「プレナー」は、アントレプレナー(entrepreneur)の略。起業家。

確かにどのお店も、熱心にお客さんに声をかけたり、説明をする姿が目立ち、「やらされている感」が全くありませんでした。

なかには、大人顔負けの本格的なラーメン屋を営業するプレナーさんも。

慣れた手つきでラーメンをお客さんに提供。すごい。

「この子はラーメンが大好きで、それがこの事業をするきっかけになりました。」(白井さん)

ポスターまで超本格派。手抜きは一切ナシ。