プレゼン力・自主性…さまざまなことがプログラミングから学べる
ープログラミング教育は小学校からですが、未就学児がプログラミングを行うことはできるのでしょうか。
一般的には難しいと思います。
プログラムの入力はキーボードで行いますが、最低でもキーボードに書かれた文字を識別できることが条件になってくるからです。
その意味では、キーボードに慣れることも重要だと思います。
ただ、最近は音声認識のデバイスも発売されていますし、十数年後には、音声でプログラムを入力できるようになるかもしれません。
ー最後の15分ほど、参加者の皆さんに発表の場を設けられていました。プログラミングというと、ひとりで黙々とやるイメージがあったのですが、なぜこうした時間を設けられているのでしょうか。
プレゼンする力も大切だと考えているからです。
社会に出れば、発表したり、プレゼンする機会は普通にありますよね。
これはITスキルやコミュニケーションスキルと同様に、どこでも使える力、つまり、「ポータブルスキル」のひとつと言っていいと思います。
ー皆さん、恥ずかしくて、なかなか手が上がりませんでしたが、がんばっていましたね。
そうですね。日本人は奥ゆかしいというか、自分の意思をはっきりともっていないお子さんが多いと感じています。
「自分はこうしたい」という思いこそ、何かを生み出す原動力になりますし、自主性にもつながると思います。
ただ、最初から「こうしたい」ことがなくても、作っているうちに出てくるとも感じていて、それに期待しています。
プログラミングはさまざまなことができるので、やりたいことを見つけるためのアプローチとして、懐が深いと言えるかもしれません。