押し付けではない、自分のやりたいことをプログラミングで実現
一方、2回目以降の参加者は、すでにIchigoJamでのゲーム製作を経験済みなので、「自分のしたいこと・作りたいこと」を、スタッフのかたのサポートを受けながら、プログラミングを通して行なっていました。
例えば、IchigoJamで作ったゲームのカスタマイズ、プログラムによるオルゴール作りなどなど…。
自分で書いた黒いラインの上を動くロボット(ライントレースロボット)作りに挑戦したのは、小学4年生のJ君。
複雑なラインをロボットのセンサーが読み取り、ライン上を正確に動いていました。
「ほかに習い事もやっているし、プログラミング教室にも行っている。でも、もっとプログラミングをやりたいという本人の希望で、このワークショップにも参加しています」(J君のお母さん)
清水さんによれば、自分がやりたいと思ったことなので、熱心に楽しく取り組めるだけでなく、上達も早いそうです。
初参加のD君のお父さんも「習い事を通して、人との関わりをもってほしかったし、いろいろな体験をさせたかった。そんな中、本人がプログラミングをやってみたいと言い出した。やりたいことをすることは自主性を育てると思うので、今回参加した」と話していました。
ひと通り終わったところで、参加者一人ひとりが、今日したこととその感想、今後やりたいことなどを、発表していきます。
プログラミングのワークショップではありますが、一人ひとりがプログラムを作って終わりなのではなく、この発表の時間をわざわざ設けているそうです。
発表することが恥ずかしい人も、代表の清水さんやスタッフのかた、保護者のかたの励ましもあり、頑張って感想などを述べることができました。
全員が発表し終わって、この日のワークショップは終了。
子どもたちが楽しそうに取り組む姿が印象的でした。
いかがだったでしょうか。
プログラミング教室によって、扱う題材や内容は異なりますし、学校で行われる「プログラミング教育」が必ずしも、このワークショップと同じようなものとは限りません。
しかし、「プログラミング教育」の実態がまだ見えにくい今、プログラミング教育について考える参考やきっかけになるのではないでしょうか。
続いて、PCN品川代表の清水翔太さんに、プログラミング教育について、詳しくお話を伺いました。こちらも是非ご覧ください。