【年度末の保育】他学年の子どもの育ちもチェックしよう!

本年度も、残すところ3か月となりました。

4月頃と比較すると、子どもたちの成長ぶりに驚くこともあるでしょう。また、「クラスがまとまってきた」と感じることも多いでしょう。これは、保育者のみなさんや子どもたちの努力の賜物です。

今は、子どもたちの1年間の完成形に近い成長の姿が見られる時期です。

この時期に、自分のクラスだけでなく、上の年齢の子どもたちの育ち(ゴール地点)をよく見ておきましょう

ゴール地点がイメージしやすくなるため、次年度の保育計画がスムーズに立てられるようになります。

保育園経営者や主任などのかたには、新担任が決まってきた時期や2月頃に、全保育者を集めた会議を行うことをおすすめします。

「各年齢の育ちのゴールを保育者全員で共有すると、次年度の保育計画が立てやすくなるから」という目的を説明してから会議を行うと、大変有意義な時間となります。

1〜3月は、育ち足りない部分を挽回する時期

また、1〜3月は、育ちの姿を確認する時期である一方で、育ち足りないと思える部分を挽回できる期間でもあります。今、振り返って対策をとれば十分に間に合います。

そういったことがない場合も、これまで身につけた技術や知恵を使って、試行錯誤することでより成長を促せる時期。また、前半期(4〜9月頃)は「自分はここにいていいんだ」という「自己肯定感」を育てたい時期ですが、後半(とくに1〜3月頃)は「自分はできるんだ」という「自己有能感」の育成時期です。

この時期の見直しは、次年度の保育をスムーズすることにもつながります。

この時期を大切にしてくださいね。