運動会で、平均台でバランスをとったり、かけっこで速さを競ったりと、さまざまな種目に取り組むなかで、子どもたちは身体機能を高めています。
そして自分の能力を試す活動を続けてきた運動会のあとは、「まだ体験したことのないことに挑戦したい」という意欲をもつ子どもが増えています。
保育者は、この子どもたちの挑戦意欲を見逃さず、新しいことに挑戦できる環境をつくってほしいと思います。
運動会後に引き続いて身体全体を使う遊びに興味をもつ子のほかに、手先を使う遊びに興味をもつ子も出てくるでしょう。これらの遊びができるように、環境を整えてあげましょう。
用意したいのは、例えばコマ、かなづち、なわとび、竹馬、けん玉、ヨーヨー、あやとり、お手玉などの道具。
これらの道具を保育室に用意し、遊びを体験するごとにスタンプがもらえるといった参加賞を用意すると、さまざまな種類の技に挑戦することができます。
運動会のあとだからこそ、「こうやるとうまくコマが回るよ」などと友だちと教え合ったり、競争したりする様子も見られると思います。