保育室が狭くて悩んでいるかた必見! 「箱カバン」でおもちゃが上手に収納できる!

最近は、認証保育所など、保育室がコンパクトな園も増加しています。

「保育者インタビュー〜自分のやりたい保育とその現実〜」でも、保育者から、「保育室が狭くてコーナー保育ができない」という悩みが出ました。

そこで今回は、おすすめのおもちゃの収納アイディアをご紹介します。

そのアイディアとは、「持ち運びや収納のできる箱カバン型の入れ物に、1テーマごとにまとめたおもちゃを入れる」です。

こういった箱カバン型のおもちゃが、市販のものにありますよね?

これをまねして、ままごとセット、バスセット、電車セット、冷蔵庫、キッチンセット、病院ごっこセット、パン屋さんセット、レストランセットなどと、種類別にまとめて箱カバンに入れて収納すれば、遊びたいときに取り出して遊べます。

部屋にままごとコーナー・電車遊びのコーナーなどのコーナーを作らなくても、すぐにコーナー保育のような遊び場ができるというわけです。

「箱カバンをつくるのは難しそう…」そういった声も聞こえてきそうですが、箱カバンは、段ボールで簡単に作れます。

作り方はこうです。

<準備>収納場所やおもちゃのサイズを考慮しながら、段ボールを用意しましょう。用意するダンボールの形をそろえると、棚にきれいに収納できます。

1.段ボールの上下をガムテープで留めて、箱型にしましょう。箱の側面の4面のうち、3面の中央部分をカットします(黄色の線をつけたところ)。中央部分に線を引いてから、カッターで切りましょう。

2.これを開けば、箱カバンの本体のできあがり。

3.子どもの年齢に応じて、ハンドルをつける、ゴムバンドで留める、穴を開けてひもを通すなどして、閉じられるように加工しましょう。

どのおもちゃがどの箱に入っているか外側からもわかるように、色分けしたりマークをつけたりして収納しましょう。

内側は、例えば電車セットなら車庫や線路を描くなど、箱の中でも遊べるように加工し、遊びの世界が深まるようにしましょう。箱カバンの内フラップ(底板)は、カットしたり、ガムテープなどで止めても構いませんし、途中で折り曲げるなどして仕切りにしてもいいでしょう。

※内フラップ(底板)

箱カバン型収納は、パタンと閉じるだけで簡単に片づけられるので、お片づけ自体が楽しくなります。

一度に全ての箱カバンを作るのは大変ですから、ひとつずつ増やしていくのがおすすめです。子どもたちと一緒に作っていく活動にしてもいいと思いますよ。