はさみで曲線を切る練習をするときのサポート法

「はさみの使い方を教えるときのポイント」でご紹介した通り、はさみは以下のステップで練習を行うとスムーズです。

1回切り

2回切り(連続切り)

曲線切り

自由切り

今回は、はさみで曲線を切るときの関わり方のポイントをご紹介します。

「パン屋さんを開こう!」と誘い、ドーナツやハンバーガーなどの曲線が多い食べ物の具を描いた絵を自分たちで描かせて、はさみで切る遊びをしましょう。ハンバーガーはパンだけは、段ボールなどの厚紙で作ったものを用意した方が厚さが出て楽しめるでしょう。

作ったドーナツやハンバーガーは、ままごとで使いましょう。トレーに見立てた画用紙を用意してもいいかもしれません。

ほかにも、子どもたちの興味に合わせて、教室の壁に木の絵を用意して、てんとうむしやだんごむしの絵を切り抜いて貼っていくなどの活動も楽しいでしょう。

はさみで曲線を切るときに子どもたちに伝えていただきたいのは、「はさみを回すのではなく、紙を回して切る」ことです。

月齢の違いなどで難しい子どもがいれば、始めのうちは保育者が紙を回してあげても構いません。少しずつ、両手を使って自分で切れるように教えましょう。