9月に、これまでの半年の保育を振り返り、子どもたちの育ちを確認しましょう。できれば全学年での会議を行い、客観的に子どもの育ちやニーズを見つめられるといいですね。
今月中に、子どもたち一人ひとりについて、以下のような観点を確認しましょう。
- 子どもが習慣化したこと・定着していないこと
- 子どもの心・体に定着したこと
- 子どものニーズ
- 悪い癖・習慣
- 人間関係や関わり方
- 得意・不得意
- 何に消極的か、気後れしているのか
- 自己肯定感や自己有能感をどこにもっているか
これらをもとに、個別のサポート計画や今後の展開の方法を確認します。子どものニーズに合わせて、コーナーや道具も変更が必要です。
今回は、9月以降の0・1・2歳のコーナーや遊び道具の変更についてご紹介します。
0・1・2歳の前半は、ガラガラで遊ぶ、穴にボールを落とす、積み木を高く積む、といった単一のおもちゃのもつおもしろさを追究して遊んでいた子どもたちも、後半は、ステップアップして遊べる道具を用意してあげましょう。
ステップアップのポイントは、2つのおもちゃをつなげたり連動させたりするなど、組み合わせて遊ぶことです。
たとえば、穴落としに使っていたブロックにチェーンをつなげてネックレスを作る、紐通し遊びでつなげたビーズなどをままごとで活用する、井型のブロックをつないで線路に見立ててその上に電車を走らせるなどです。
「こっちにも入るんだ」「ブロックが線路になるんだ」などと、気づきを与える遊びで、自由な思考力を育てましょう。