造形活動を行うときに、子どもたちの手指や心の成長に合わせて活動を進めていく必要があります。下記がおおまかな目安です。
■1歳頃から
・クレヨンなどで線などを描く
腕全体を使って線などを描く、なぐり描きの時期です。多くの場合、手の動かしやすい向きである上下の線を描き、その後左右に線を描きます。 |
■2・3歳頃から
・紙をくしゃくしゃに丸める→紙を真っすぐに折る→紙を手でちぎる→のりで貼る
手指全体を使う丸める遊びのあとに、指先を使う遊びに挑戦させていきましょう。紙をちぎる動作は、親指・人差し指・中指を使って、左右の指を前後にずらしてちぎるという手本を見せましょう。のりは、どのくらい指につけるといいか、必要な分量を示しましょう。
・クレヨンや水性ペンで線やうずまきを描く クレヨンのほかに、力を入れなくても濃くすらすらかける水性ペンも、筆圧の弱いこの時期におすすめです。 |
■3・4歳頃から
・はさみで1回切り→はさみで2回切り→はさみで曲線切り
人にはさみを向けないといったルールを伝えて理解するようになる時期から、はさみを持たせることができます。直線を1回切る遊びから少しずつステップアップを。 ・クレヨンや水性ペン、色鉛筆で丸を描く、顔のようなものを描く 大人との信頼関係ができ、描きたいものが出てくると、丸や顔のようなものを描くようになります。 |
■4・5歳以降
・色鉛筆や鉛筆で図記号や絵を描く(※クレヨンや水性ペンも使います)
人間の絵を描くようになったあと、上下左右の認知が出来始めて、空には太陽、人や生き物は地に足をつけた絵を描くようになります。5・6歳からは、描き方を教えることで写実的な表現を描くようになります。 |
これらの指標をぜひ参考にしてください。