[保育する生き物 FILE2] お母さんはつらいよ!? たった1頭で行うトラの子育て

こんにちは。生き物大好き・ケンタローです。

前回は「ツバメ」の保育について、お伝えしました。
第2回目は「トラ」です。

出産も育児も狩りも、お母さん1頭!

なんでトラかって? それは私の娘が寅年生まれだからです(笑)。

それはさておき、まずはトラの基本的な情報から見ていきましょう。

分類 食肉目ネコ科ヒョウ属
大きさ
※亜種により異なる
体長:約140〜280cm
※尾は含まない。
体重:約90〜300kg
住んでいる場所 熱帯雨林、タイガなどの森林
食べ物 主に、シカ、イノシシなどの大型哺乳類

亜種は、体の大きさや住んでいる場所が異なるアムールトラ、ベンガルトラ、スマトラトラ、など9つの亜種が知られています。

トラは私たちヒト(種としての人間について述べているので、このような表記にしています)と同じく、哺乳類です。そのため、ヒトと同じく、出産後はお乳で子どもを育てます。その期間は3〜6か月ほどですが、子どもは次第に、メスが仕留めた獲物を食べるようになります。

メスはただ獲物を与えるだけではなく、狩りの仕方も少しずつ教えます。子どもは最初はなかなかうまくできないものの、何度も失敗を繰り返しながら、少しずつ自分で狩れるようになっていきます。そして、子どもは1歳半くらいから次第に独立していきます。

子育てについて、一般的にオスは手伝わないとされています。トラは単独性の動物で、繁殖期以外は基本的に1頭で生活しています。メスはたった1頭で出産、育児、狩りを行わなければいけないわけです。