名前のない遊びに名前をつけてあげよう

鬼ごっこや泥団子遊びなどの名前のついている遊びはたくさんあります。しかし、子どもたちが考えた遊びの中で、水たまりを避けてジャンプしていく遊びや、花壇の縁を走って落ちたら負けといった遊びなど、名前のない遊びもたくさんあります。

子どもたちが考えた遊びにまだ名前がないようであれば、教室の掲示板などに「みんなが かんがえた あそび」というコーナーをつくり、保育者が遊びに名前をつけてそこに書き記していきましょう。

主体的に遊ぶ意欲が生まれる

名前のない遊びに名前をつけることで、「自分たちで考えた」という達成感や有能感が生まれます。それが、子どもたちの中に自発的に次の遊びをつくりだそうとする気持ちにつながります。また、「明日もこの遊びを続けよう」「明日は少しアレンジして遊ぼう」という意欲も育つでしょう。深い遊びを通して、友達と関わる力も伸びていきます。

子どもの名前を入れることがポイント

名前は「お店屋さんごっこ」「乗り物ごっこ」などの総称をつけるのではなく、「〇〇ちゃんと〇〇ちゃんのケーキ屋さん」などと子どもの名前をつけることで、子どもたちにとって身近で主体的な遊びになります。

子どもの遊びの引き出しを増やし、友達と関わる力を育てるためにも、ぜひ遊びに名前をつけて掲示することを保育に取り入れてみてください。