1・2歳児1年間の保育のポイント

手指や丈夫な身体を育てる遊び環境を

歩行ができるようになると行動範囲が広がり、探究・探索行動が深まります。トンネルを四つ這いでくぐったり、ものをまたいだり、立ったりしゃがんだり、斜面をお尻とかかとで降りたりと、自分の体全体を使って空間を認識する感覚運動を好んで行うようになります。また、手指が発達し、積み木を重ねる、チェーンをつなぐといった細かな動作も行えるようになります。こういった遊びをたくさん行うことで、器用な手指と丈夫な身体が育っていきます。子どものお気に入りの遊びや場所を見つけ自由に探索・探究行動ができる環境をつくりましょう。

単語や擬音語ばかりを使わず、文章で話しかけましょう

また、1歳になると、「ママ」などの一語文を話すようになります。2歳が近づくと「でんしゃ いた」などと、二語文も話します。言葉はまだ少なくても、子どもは保育者の言葉を聞き理解しています。赤ちゃん言葉や単語ばかり、擬音語や擬態語ばかりにならないように、「本当だ。黄色い電車が来たね!」などと、文章で話しかけるようにしましょう。