仲間外れをしなかった記憶は自分への自信にもつながる

誰にも、友達を傷つけたり、仲間はずれにしたりした経験はあるのではないでしょうか。私もいくつか思いつくものがあります(苦笑)。それについては後悔ばかりですが、逆に「友達を守った経験」「差別をしなかった自分」のことを思い出すと、あのときはああしてよかったなと思います。

私は、小、中、高、大学全て1回ずつ大きなバトルをした経験がありまして…(笑)、中学生のときは、「○○菌」などと言ってはしゃいでいる男子と教室がめちゃくちゃになるまでけんかをし(笑)、高校のときは大縄飛びでひっかかってばかりの子に「邪魔だから出てけ」と言った友達に「邪魔なのはお前だから、出てくのはお前だ」と言い返しました(笑)。

若いときは本当によく闘いました。でも最近、いじめられっ子だった人に「あなたは人に意地悪するような人じゃなかった」と言われて、やっぱりうれしかったです。将来ものごとに積極的に取り組んでいくときに必要になる自己肯定感・自己有能感は、こうした経験でも育つものではないかと思っています。