保育室に保育者の情報発信基地をつくろう

日々の保育で保育者がバタバタと走り回ってしまったり、子どもが指示されないと動けなかったりするのは、保育室に必要な情報や道具が用意されてないことが原因です。

まず、子どもたちにとって必要な情報を掲示しましょう。

3歳以降のクラスでは、自分と友だちの名前(マーク)所属するグループ出欠表係や当番の順番係や当番がやることの流れを示した絵図時計やカレンダー今日の生活の予定や流れの文字と絵図あいうえお表、そのほか覚えてほしい情報(歌の歌詞 など)を保育室の壁に掲示します。

決まった場所に必要な情報がまとめてあることで、子どもたちは何をすべきかがわかり、安心・安定につながります。また、保育者はあれこれ口頭で指示をしなくて済むようになり、適切な活動に時間を割いて対応できるようになります。

また、保育で使う連絡帳日案資料エプロンお出かけ用リュック文具メモ帳制作で必要な材料机や椅子も保育室の一角にそろえます。これは保育者と子どもにとってのメリットがあります。子どもは「先生はいつもそこから、私に必要な道具を出してくれるし、困ったことがあったらそこに行って相談すればいい」と考えることができ、保育者と子どもの信頼関係も育ちやすいのです。

子どもの成長や季節ごとの行事に合わせて、必要な掲示は変わっていきます。子どもたちの遊びコーナーとは別に、これらを一角にまとめて、見やすい位置に設置しましょう。